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ちくまプリマー新書

いのちはなぜ大切なのか

定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68768-5

Cコード

0295

整理番号

67

2007/09/05

判型

新書判

ページ数

128

解説

内容紹介

「いのちはなぜ大切なの?」この問いに答えはあるだろうか?子ども達が自分や人を傷つけないために、どんなケアが必要か?ホスピス医による、心にしみる「いのちの授業」。

目次

第1章 美しい話ばかりでは、いのちの大切さは伝えられない(「いのちの授業」を再点検してみる)
第2章 「死はこわいと思うのが正しい」のか?(「いのちの教育」には答えがない?
いのちの教育のための「認識論」 ほか)
第3章 傷つける原因は「苦しみ」である(「いのちの教育」のゴールは、人や自分を傷つけないこと
傷つけるのは、苦しみがあるから ほか)
第4章 人がおだやかでいられるための「三つの柱」(将来の夢
大切な人との関係 ほか)
第5章 苦しみをとり除き、自分を肯定するためには(very good(とてもよい)とgood enough(これでよい)
役に立つ ほか)
第6章 「ニヒリズム」は超えなければならない(人生に意味はない?
信念同士は対立する。だからほかに共有できるものを探す ほか)

著作者プロフィール

小澤竹俊

( おざわ・たけとし )

1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。救命救急センター、農村医療に従事した後、94年より横浜甦生病院内科・ホスピス勤務、96年にはホスピス病棟長となる。2006年めぐみ在宅クリニックを開院、院長として現在に至る。「自分がホスピスで学んだことを伝えたい」との思いから、00年より休日を利用して小中学校を中心に「いのちの授業」を展開。一般向けの講演も数多く行い、「ホスピスマインドの伝道師」として精力的な活動を続ける。著書に『13歳からの「いのちの授業」』(大和出版)、『苦しみの中でも幸せは見つかる』(扶桑社)がある。

この本への感想

面白いです。

ニコリ

さん
update: 2015/01/07
この本を読んで改めて「いのちは大切」と言うことを感じた。 本当にこの本を読んでよかったです。

おんぷ

さん
update: 2014/08/29
「いのちは大切にしなければならない」とだいぶ前からいわれながら「いのちの大切さ、大事さ」をどう伝えたらいいのか、なかなかはっきりしません。年3万人を超える人が自殺されて歯止めがかかりません。そんな中でこの本は「いのちの大切さ」を考えるヒントと考える方法を、やさしく、わかりやすく教えてくださっていると思いました。特に「苦しんでいる人の声を聴く」ことの大事さを教えられました。そこに心が開け、通じ合う世界があると思います。

谷川理宣

さん
update: 2008/07/04
 小澤さんの本を読むのは今回で3冊目です。前の2冊とは違う視点から命について考えていて、また視野が広がりました。特にp83の「最後の治療」のところで、「私たちが毎日の暮らしの中で、つらいとき苦しいときに、手を伸ばせば、この人がいる、という誰かがいたら、うれしいですよね」の言葉に共感しました。
 結局、自分の命や他人の命を大切にする原点は自分の心が安定していることだと思うのです。

 アトムすどう

さん
update: 2007/12/11
p.61 人はなぜ、人や自分を傷つけるのか。…頭では傷つけてはいけないとわかっていても蛮行に及ぶのは、つらいことや苦しいことがあるからです。
このフレーズは自然に心の奥に入っていきました。小澤さんの、人々に対するやさしい視線を感じられるあたたかな本でした。素敵な本をありがとうございました!

女性・17歳・学生

さん
update: 2007/11/05
「おすすめします」

是非多くの方によんでいただきたい内容だと思いました。一人ひとりにとっていのちは大切だと思えるためのヒントがそこにはありました。

マドレーヌ

さん
update: 2007/10/01
「一人称の幸せには限界がある」というお話が印象に残りました。
難病の子どもに関わるボランティア活動に参加しています。
難病のお子さん相手なので悲しいこともあります。そして私自身も不器用な人間なので、仲間に迷惑をかけては自己嫌悪に陥ることもしばしばです。それでも細々と6年も続けていられるのは、このためかもしれない、と思いました。

タカコ

さん
update: 2007/09/24

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