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ちくまプリマー新書

「しがらみ」を科学する

——高校生からの社会心理学入門

糸井重里さん 推せん!! 「お説教」や「善意」では、 なんともならないことばかり。

一人ひとりの空気の読み方がちょっと異なることから、いじめが起きるクラスと起きないクラスの違いが生まれる。そんな「しがらみ社会」の構造を解き明かし、自由に生きる道を考える。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68871-2

Cコード

0211

整理番号

169

2011/11/07

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

社会とは、私たちの「こころ」が作り出す「しがらみ」だ。いじめを止めたいのに傍観してしまう子どものように、望んでもいない行動をとるよう、私たちに仕向ける。そんな社会の構造を解き明かし、自由に生きる道を考える。

目次

第1章 ジントニックと凶悪犯罪―「心でっかち」のワナ(ジントニックのクイズ
計算式で解こうとすると… ほか)
第2章 天才は先生に作られる―社会は自分たちで作るもの(教室のピグマリオン
銀行の取り付け騒ぎ ほか)
第3章 クジャクのハネと「いじめ」の螺旋―社会ができるプロセス(クジャクのハネはなぜ派手なのか?
誰も望まない社会現象が生まれるワケ ほか)
第4章 ぐるぐる巻きの赤ちゃん―社会が分かるとは(文化の違いってなんだろう?
赤ちゃんをぐるぐる巻きにするのはなぜ? ほか)
第5章 空気と社会―がんじがらめの日本社会(日本には、世間はあるけど社会がない?
まわりに気をつかう日本人 ほか)

著作者プロフィール

山岸俊男

( やまぎし・としお )

1948年生まれ。北海道大学大学院文学研究科特任教授。専門は社会心理学。一橋大学社会学部、大学院を経て、80年ワシントン大学・社会学博士。北海道大学助教授、ワシントン大学助教授を経て、北海道大学教授に。著書に、『信頼の構造』(東京大学出版会)、『安心社会から信頼社会へ』(中公新書)、『社会的ジレンマ』(PHP新書)、『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』(集英社インタ-ナショナル)、『ネット評判社会』(NTT出版)、『心でっかちな日本人』(ちくま文庫)など多数。

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