安田正美
( やすだ・まさみ )1971年広島県生まれ。世界一大きな砂時計がある島根県仁摩町で育つ。東京大学で物理工学を学び、1998年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。米国イェール大学博士研究員、東大助手を経て、2005年より、産業技術総合研究所計測標準研究部門時間周波数科波長標準研究室主任研究員。次世代光周波数標準としての光格子時計の研究・開発を行っている。
loading...
時を計ること、その道具(時計)を作ること、そしてその精度を高めることは、政治や産業、科学技術と常に関わり大きな影響を及ぼしてきた。時代と共に1秒の定義も変化している。1秒を計る技術の最前線に迫る。
第1章 時はどのように計られてきたか―時計の歴史(時間とは何か
暦の誕生から「1秒」を刻む振り子時計まで
クォーツ時計で機械と電気が融合した
「計る基準」を定義する)
第2章 時を計る技術の最前線―光格子時計ができるまで(原子時計の仕組み
原子を捕まえて時計にする―原子本来の色を求めて
マイクロ波から光へ
光格子時計の仕組み)
第3章 時間計測の精度を求めると?(光格子時計のその先へ
高精度の時計はどう応用できるか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。