トーベ・ヤンソン
( やんそん,とーべ )1914年ヘルシンキ生まれ。2001年6月27日没。スウェーデン系フィンランド人。父は彫刻家、母は挿絵画家という環境に育ち、幼いころから芸術家への道を志す。15歳から絵を学び、はやくから挿絵画家、風刺画家、短編作家としても活躍する。1945年から25年間にわたって書きつづけた「ムーミン」シリーズは世界各国で多くの読者を生み、国際アンデルセン大賞ほかかずかずの賞を受賞する。またシリーズ完結後「おとな向け」の小説の執筆を始め、まったくあらたな境地を切り拓き、独特の作風に高い評価を得た。著書に『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(講談社)他多数。